永代供養に先祖供養 供養を行う本来の目的は?

永代供養や先祖供養など、お墓や法要にまつわる言葉の意味をご存じですか?
また、供養を行う目的とはどのようなものでしょう。
この記事では、供養の本来の目的と、永代供養や先祖供養の意味についてご紹介します。
供養の意味とは

供養とは、亡くなった人の冥福を祈ることです。

お葬式や法要などの行事のほか、仏壇にお花をお供えすることや、墓参りで線香を手向けることも供養です。
方法はさまざまですが、故人に思いをはせること自体が供養といえるでしょう。

また、供養する対象は人だけではなく、ペットや人形、遺品や針、鏡やお墓なども含まれます。
命のあるなしに関わらず、感謝の気持ちを込めて祈りをささげることを供養といいます。

供養の語源

供養という言葉はサンスクリット語の「プージャー」もしくは「プージャナー」が語源といわれています。
サンスクリット語は、古代インドで使われていた言語です。
プージャーは、尊敬や感謝の気持ちを込めて、仏さまや菩薩さまに花やお香、食べ物などをお供えするときに使う言葉です。
このことは、故人への尊敬や敬意の念をもって祈る、供養に通じるものがあります。

供養の目的

供養には、2つの目的があります。
①故人の冥福を祈る

供養の目的の1つは、故人の冥福を祈り、安らかな魂であるように願うことです。
家族が顔をあわせて集い、健やかに過ごしていることを伝えて、故人が安心するよう願います。
また、心のこもった供養をすることで、故人があの世でよい報いを受けるといわれています。
②遺族の心を落ち着かせる

2つめの目的は、遺族の心を落ち着かせることです。
大切な人を亡くしたことによる喪失感で、落ち着かない気持ちになる方は多くおられます。
そのようなときには、供養という形で故人の死と向き合うことが、遺族の心のケアとなることもあるのです。
永代供養とは

永代供養とは、遺族の代わりに霊園管理者が供養や掃除をする形態のことです。
後継者がいない場合や、子どもに余計な負担をかけたくないなどの理由で、利用される方が増えています。

一般的にお墓を持つと、所有者は、霊園や墓地への年間管理費用の支払いの他、ご自身のお墓の周りの草むしりや掃除など、お墓の管理をする必要があります。
そして、所有者が亡くなると、継承者がお墓とお墓の管理を引き継がなくてはなりません。

永代供養であれば、継承者に負担をかけることなく、霊園管理者にお墓を任せられます。
永代供養墓

永代供養墓とは、遺骨を墓の中のスペースに納骨もしくは合祀して埋葬し、寺院や霊園管理者が定期的に読経することで供養を行うお墓です。
合祀とは、ほかの人と同じスペースに遺骨を埋葬する方法です。合祀後、故人のご遺骨は、ほかの人の遺骨と混ざりいずれ土に還ります。
納骨堂および納骨安置所

永代供養墓のなかには、個別納骨する納骨堂や永代供養墓への合祀を前提に一定期間だけ別の場所で個別納骨する納骨安置所があります。
個別納骨の期間は、遺骨は骨壺におさめられた状態のため、個人の特定が可能です。
永代供養の期間

永代と名付けられていますが、個別に供養される期間は決まっています。
多くの霊園では、七回忌や十七回忌、三十三回忌などに期間を定めることが一般的です。
期間が過ぎた遺骨は骨壷から出され、永代供養墓にほかの人の遺骨と一緒に納められます(合祀)。
永代供養墓に入ると、霊園により合同供養されることとなります。

永代供養墓に入ったあとは、ほかの方の遺骨と混じるため、特定の故人の遺骨を取り出すことはできません。
そのことに抵抗のある方は、遺骨の一部をあらかじめ残す分骨などの方法をとるとよいでしょう。

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永代使用とは

永代使用とは、墓地や永代供養墓を使用する権利のことです。
永代使用料を支払い使用する権利を得ます。その他、年間管理費を支払うことが一般的です。
権利者が亡くなったときは、継承者に引き継ぐ必要があります。
こちらも永代と名前がついていますが、土地の権利は霊園にあります。
管理できる継承者がいなければ、墓じまいが必要です。

先祖供養とは

先祖供養とは、ご先祖様に尊敬と感謝の念を伝えて供養することです。
ご先祖様のおかげで、自分たちが存在していることに感謝します。

ご先祖様が子孫を見守っているといわれる祖霊信仰は、日本古来からありました。その祖霊信仰が仏教と交じり合ったことで、先祖供養の習慣が生まれています。

僧侶を招いての法要、お盆やお彼岸のお墓参り、仏壇にお線香をあげることも、先祖供養です。先祖供養によってご先祖様の霊を癒し、ご先祖様について語り合うことで命の尊さを家族で共有する機会となるでしょう。
先祖供養を行う場所

先祖供養を行う主な場所についてご説明します。

寺院

寺院で行う先祖供養では、僧侶に読経を依頼できます。
一周忌法要や三十三回忌法要などの年忌法要や忌日法要は寺院に依頼することが一般的です。
先祖供養は、宗派の違う場合や、檀家ではない場合でも、受け入れてもらえる可能性があります。ただし宗派が違う場合は、読経が異なることがあります。トラブルにならないように、ご親戚とよく相談してから決めましょう。
自宅

自宅に仏壇があるなら、日々のお祈りが先祖供養です。
お花や線香をお供えし、手を合わせて先祖の霊が安らかであることをお祈りします。
お盆は、先祖の霊が帰ってくる時期とされています。お盆には自宅に僧侶を招いて、お経をあげていただくことも選択肢のひとつです。

また仏壇がなくても、先祖供養は可能です。
ご位牌や写真を飾るスペースを作り、ご先祖様に感謝の念を伝えましょう。

先祖供養を行うタイミング

親族が亡くなったときの先祖供養には、時期的な決まりがあります。
葬式後に行われる先祖供養のタイミングについて解説します。
命日を含めた七日目

初七日法要とは、亡くなった日を含めて七日目に行われる、初めての法要です。

仏教では亡くなってから七日ごとに裁きを受け、四十九日目に極楽浄土へ行けるかどうかが決まると考えられています。
最初の七日目は、三途の川のほとりにたどりつくとされる日です。ここで、激流を渡るか、流れの緩いところを渡るのかの裁きがくだされると考えられています。
そのため遺族は初七日法要を行い、故人が緩流を渡れるように祈るのです。

現代では、親族が集まる日程を考慮して、葬儀と一緒に行われることが多くなっています。

命日を含めた四十九日目

亡くなった日を含めた四十九日目は、極楽浄土へ行けるかの裁きがくだる日といわれています。
そのため、法要を催して故人が極楽浄土へ行けるように祈ります。
僧侶や家族、親戚などが集まって、読経を行い供養することで、故人を手助けすると言われています。
また、供養する側の人々がこれらの儀式を通じて、故人の死を受け入れ、心落ちつかせる手助けにもなります。

命日から一年目

故人が亡くなってから一年目の法要を、一周忌法要といいます。
一周忌法要は、家族や親族、親しい友人などを招いて行うことが一般的です。

先祖供養は先祖のために行われるだけではなく、行う人の心にもよい影響を与えます。
故人の思い出を語り合うことで、気持ちを落ち着かせることもできます。
先祖に思いをはせ、命のつながりに感謝する気持ちを持つと、心が温かくなるでしょう。

供養の対象

供養の対象は故人だけではありません。
ここではさまざまな供養について、ご紹介します。
墓石の開眼供養
新しいお墓を建てると、開眼供養を行います。
開眼供養とは、墓石に魂を入れる儀式です。地域によっては「魂入れ」「入魂式」などと呼ばれます。
新しいお墓の前で、僧侶に開眼供養をしていただきます。これにより、ただの石から魂を宿した供養の対象となるのです。
四十九日法要とあわせて、開眼供養と納骨が行われることがあります。

ただし、浄土真宗ではお墓に魂が宿るとは考えません。そのため、開眼供養の代わりに、御移徙(おわたまし)や建碑慶讃法要と呼ばれる法要の儀式を行います。

仏壇の開眼供養
新しい仏壇を購入したときも、開眼供養が必要です。
このとき魂を入れるのは仏壇そのものではなく、安置されているご本尊とご位牌です。
僧侶に読経をしていただくため、四十九日や一周忌にあわせて依頼しましょう。

ペット供養

ペットの供養を希望される方は多くおられます。
自宅にスペースを設けて供養する方法や、葬儀や納骨まで行う方法などさまざまです。
ペット霊園や納骨堂も増えているため、きれいに管理された霊園にお墓参りすることも可能です。

人形・ぬいぐるみの供養

持ち主の思い出が詰まった人形には、魂が宿るとされます。
そのため、古くなった人形やぬいぐるみをそのまま捨てることは、忍びないものです。
人形供養をお考えなら、神社仏閣の人形供養に申込むか、遺品整理業者に供養を依頼できます。

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