初めての葬儀の喪主。最初の難関!?お通夜とは?

家族葬・基本プランイメージ お葬式
家族葬・基本プランイメージ

お通夜は、僧侶・親族を初めてお迎えして執り行う大切な儀式です。最近は一般会葬者も多く参列されるようになって、ますます重要性が高まっています。初めて喪主を務める方にもわかりやすいように、お通夜の意義・手順・喪主の役割をご説明します。

お通夜。一般会葬者の参列も増えてお葬式のなかで重要性増す

お通夜はもともとは亡くなった日に僧侶が読経をした後、近親者だけで夜を徹して故人を偲ぶ儀式でした。一般会葬者は告別式に参列するのが通例でした。

しかし昼間におこなわれることの多い告別式には、仕事の都合で参列できない人も少なくありません。お通夜は夜におこなわれるので仕事を持っている人でも参列しやすく、一般会葬者もお通夜に参列して故人に最後のお別れをするということが多くなったのです

かつては身内だけ集まっていたお通夜が、一般会葬者も参列するようになってお葬式という一連の流れの中でも重要性が増してきたんです。

お通夜の手順、喪主として注意すること

1.家族や近親者は時間に余裕を持って集合しましょう

家族近親者にはお通夜開始の2時間くらい前に集まってもらいましょう。納棺を行う場合は、その時間も考慮する必要があります。香典や香典帳・芳名帳の受付担当も早めに決めてお願いしておく必要があります。

お通夜の進行等については葬儀社の担当者と最終確認します。また、会葬礼状や供花・供物の札の名前などに間違いがないかも自分で確認しましょう。この時に葬儀社担当者と一緒に確認すると、間違いがあった場合でも対応が早く取れるので安心です。

供花の並び順は、血縁の深い順に祭壇近くにおきます。僧侶が到着したり、一般会葬者が集まり始めるとあわただしくなるので、その前にこまごまとした事務的なことは済ませておきましょう。

2.僧侶の到着時の対応。挨拶とお布施の用意を

お通夜開始の30分ほど前になると僧侶が到着します。一般会葬者も集まってきて忙しくなりますが、お通夜・告別式とお世話になるので僧侶にはキチンと挨拶しておきましょう。この挨拶の時にお布施を渡しますが、告別式後にお布施をまとめて渡す場合もあるので、確認してみましょう。僧侶に直接聞いても良いですが、聞きにくい場合は、葬儀社の担当者を通じて聞いてみてもらっても構いません。

また、お布施の他に、お車料とお膳料も必要になります。金額は事前に葬儀社が確認してくれることが多いです。遺族・親族はお通夜開始の20分前には会場に着席するようにします。また、着席順は故人との血縁が濃い順とするのが普通です。

3.お通夜は読経、焼香、喪主挨拶で故人を偲ぶ

僧侶が会場に入場、挨拶をして読経をしてお通夜が始まります。読経の途中で僧侶が喪主に焼香を促すので、会葬者が席順に焼香します。また、自宅で行う場合は香炉を会葬者にまわして焼香することもあります。

読経終わると僧侶が法話・説教するのが通例です。その後僧侶が退場し喪主として挨拶します。挨拶を終えたら、通夜ぶるまいの会場へ会葬者を促します。

4.通夜ぶるまいで僧侶や会葬者の感謝の気持ちを

通夜ぶるまいとは、僧侶や会葬者に感謝の意を込めて料理をふるまうことです。お通夜の場合は会葬者の人数が事前には把握できないことも多いので、人数の変動に対応できるようにオードブル料理などを用意するのが一般的となっています。翌日以降のこともあるので、会葬者の方に配慮して1時間ほどで終了することが多いです。

お手伝いしてもらった人たちにもこの場でお礼をいっておきます。僧侶が通夜ぶるまいを辞退して帰ることもあります。その場合は、お礼を述べた上でお車料とお膳料を渡します。

お通夜の喪主挨拶。挨拶の内容の基本は?

かつてお通夜では、あらたまった喪主挨拶はされないこともありました。一般会葬者も参列するようになってから、喪主がキチンと挨拶することが普通になったのです。挨拶の内容は以下のようなポイントを押さえておくとまとまりやすくなります。ご参考にしてください。

・参列してくれたことへのお礼

・故人が生前お世話になったことに対する感謝

・故人の人となりやエピソード

・遺族への今後の支援のお願い

普段話慣れている人でも、お葬式というあらたまった席での挨拶は緊張するものです。そういう場合は、上手に話そうとするより、ゆっくりと聞き取りやすいように話すようにしましょう。

 

 

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