お盆企画「大切なあの人へ手紙を届けましょう」では、皆さんからのお手紙をお待ちしております。
今日のブログでは、憧れだったおばあちゃんへの思いを綴ったお手紙を紹介します。
おばちゃん(母の姉)がお空にいってから、あとすこしで1年です。
ごめんね、もう少し早く結婚式をすればよかった。
おばちゃんは知らないだろうけど、私の旦那さんが、
『おばさんが入院して、地元からがでてこれないだろうから、そっちでおばさんに花嫁衣装をみせてあげたほうがいいんじゃない?』って、
最後までいってたんだよ。
本当にいい人に私は出会えたよ。
あばちゃんがいないっていうのが、一番不思議な感じがするんだ。
おばあちゃんが亡くなったときもすごくかなしかったけど、おばちゃんがいないっていうのが、まだ信じられない。
今でも、朝、実家のドアがすこしでも音がすると、「あ、おばちゃん!まってね、今あけるよ」といってしまいそうなんだよね。
おばちゃんの家に入ると、なんだかまだどこかにいるような気がするんだよ。おかしいよね。
正直、おばちゃんとはすごくすごく仲がよかったわけでもないけど、それでも忘れられない人だよ、だから、安心していいからね。
ずっと忘れないし、また会えるよね。
あと、最後にずっと言わなかったことを伝えておくね。
小学校の頃、お母さんが仕事で帰ってこないから、いつもおばあちゃんとおばちゃんの家にいって一緒に過ごしたよね。
あの時の私には、おばちゃんがあこがれの人だったんだよ。
おばちゃんは刺繍がとても上手だったこと。
若いころに、好きな人と一緒にフォークダンスを踊った写真をみせてくれたこと。
かっこいい大人の字を書くこと。
一緒にTVをみたこと。
すごくすごく、反町が好きだったこと。
この世では結婚しなかったこと。
一人でさみしかったよね。
だから、いつもかわいいぬいぐるみと一緒にねてたよね。
さみしい思いをさせてごめん。
ごめんね。
今度会ったときは、絶対にもっともっと、おばちゃんにやさしくするから、お願いだから今はお空で幸せでいてね。
またね。
by M 30代
お盆企画「大切なあの人へ手紙を届けましょう」 では、皆さんからのお手紙をお待ちしております。
この時期を通じて、故人への感謝の気持ちをぜひ言葉にしてみてくださいね。