家族葬体験談:家族葬での施行における利点と注意点

「心泉」では、家族葬や永代供養墓、その他終活のご経験者に、体験談を伺いました。
皆さまの体験談を元に、「心泉」のお葬式永代供養に対する理解も深めて頂ければ幸いです。

家族葬の経験者のお話をご紹介したいと思います。
40代・女性のR.Sさんは、ウェブ検索で見つけた葬儀社にお父様の葬儀を依頼されたそうです。その時のお話を伺いました。

入院されていたお父が亡くなり、父方の親戚が皆さま遠方で高齢であることやお母様もだいぶ前に亡くなったそうで、母方親戚も遠方で高齢であることから、お姉さまのご家族とR.Sさんの家族だけを集めて家族葬を施行されたそうです。

・喪主は事前に決めておきましょう


 

「亡くなった日にそのまま斎場へ直行しプラン説明などがあり、だいたいのことはその場で決まりました。その後の細かいプラン決めは姉が引き受けてくれたので、滞りなく二日後に納棺の儀、通夜式を。三日後に葬儀、火葬と、二日間に渡って行いました。和室の個室で安置されていたのはたった一日でしたが、比較的隣県の親戚はそこに会いに来てもらいました。安置室も、通夜式、葬儀もずっと側にいることができ、誰に気を使うこともなくお別れが出来ました。」

葬儀社さんの対応はもちろんですが、葬儀の前に、ご家族で予め喪主をされる方をきちんと決めて置くことはとても大切です。
なかなかお葬式の経験を積まれるようなことが少ないので、万が一のことがおこる前にご家族でよく話し合っておくと当日スムーズに進行できることと思います。

・大切な人との最期の時間を持てるのが家族葬


 

お母様の時は一般葬をされたというR.S.さん。お父様のお葬式では、家族葬を選んで良かったといいます。その理由を聞いてみました。

「家族葬を選んで良かったと姉とも話しています。母が亡くなった時は一般葬でしたが、親戚や参列してくださった方にも気を遣い、母とゆっくりお別れすることが出来ませんでした。家族葬では、姉家族と私の家族で誰に気兼ねすることもなく、寝ているかのような父にいろいろなことを語りかけたり、みんなで優しくなでたりと、一般葬ではなかなか出来なかったことが出来、ゆっくりとお別れが出来ました。それでも、もっと一緒にいたかったと思うくらいですから、一般葬だと後悔していたかもしれません。」

・家族葬での施行をしたことがない親族への説明


家族葬の施行を良かったとおっしゃるR.S.さんですが、ご親戚への説明は少し苦労されたそうです。

「家族葬を親戚に説明するのがとても難しかったです。父方親戚では初めての家族葬だったので、きちんとした説明をしたつもりですが、どこまで理解されているかは分かりません。本当はお香典なども辞退するべきなのかもしれませんが、やはり当日になると斎場にお香典や弔電も届き、香典返しなども急遽準備することになり、その辺りは少しバタバタしてしまいました。」

家族葬で施行したい理由はいくつかあるかと思いますが、ご親族や知人のご理解を頂くためには、日ごろからお伝えしておくのもできるかと思います。

また、心泉のお葬式では、「家族一般礼装」という形式でのご案内も行っています。こちらは、家族葬を基本とし、家族とのお時間をゆっくり取って頂きながらも、一般の方向けには、お焼香スペースを設けさせて頂きます。おくやみ欄も掲載しますので、後からの訪問対応の心配もございません。