大切なあの人へ届けたいお手紙 帰省した時こそお参りを

今日のブログでは、「大切なあの人へ手紙を届けましょう」の参加者の方から頂いた、お爺様へのお手紙を紹介したいと思います。

おばあちゃんへ。そちらはどうですか?私たちは元気でやっています。

おばあちゃん、お元気ですか?おじいちゃんとは会えましたか?
会えたらまた昔のように言い合って軽いケンカをしているのでしょうか。
おばあちゃんが突然なくなってから、もう半年が経ちました。
子供達はそれぞれ学年があがって、ミーは年中になり、ヒナは3才になりました。
去年の12月におじいちゃんの一周忌で元気そうなおばあちゃんに会ったのが最期でしたね。
私はあの日、おじいちゃんのお墓までの道のりを、おばあちゃん2人で歩いたのを覚えています。
今思えばとても不思議な時間でしたね。
私の子供達は、珍しく私に寄って来る事もなく、タカとケイと一緒に手をつないで歩いていたもんね。
あのときの時間は今思うと本当に幸せでした。
おばあちゃんはもしかしたらそれがわかっていたのかな?
私は小さい頃からたくさんおばあちゃんにはお世話になっていたし、
弟が生まれるときは1ヶ月一緒に暮らしてもらったこともありました。
そのときは怖いおばあちゃんだったけど、ひょうきんで、若い子が好きな歌手や歌をよく知っていて、
足腰元気でおしゃべりの達者だったおばあちゃんが大好きでした。
おじいちゃんが亡くなってから1年間、とても寂しかったよね。
横浜から引っ越すことになってからは、電話もすることができず、
たまに手紙のやりとりをするのが楽しみでした。
亡くなったのがまだ信じられないけれど、90年の人生をしっかりと生きたおばあちゃんを見習って、
私も子供達のお母さんをがんばるね。
そちらで私たちを見守ってください。
またお手紙書きます。
差出人:20代・Aより

 

亡くなったお婆様へお人柄の良さが窺えるようなお手紙ですね。

仏教には一蓮托生(いちれんたくしょう)という言葉があります。これは、極楽浄土へ往生し同じ蓮の上に生まれるという意味です。きっとお婆様は極楽浄土に往生し、お爺様と同じ蓮の上でお過ごしのことでしょう。

さて、故郷に帰省する機会というのは、お盆と正月の年二回という方が多いのではないしょうか。正月に帰省した際には、是非皆さんお参りをしてください。家族が集まる良い機会に、亡くなった方の思い出話をしながら、供養してみてはいかがでしょうか。

また、余談ですが、お盆の時期であれば、素敵な精霊棚(しょうりょうだな)を飾って欲しいと思います。

精霊棚とは盆棚とも言って、その名の通りお盆に飾る棚のことです。お盆は8月13日から16日までの四日間ですから、遅くても13日の朝には飾ってください。飾り方は地域によって様々ですが、基本的にはまず、ご本尊、位牌、仏具を仏壇から出して、仏壇の前に置いた机に並べます。並べ方は仏壇の中と同じで構いません。

それから茄子を牛、胡瓜を馬に見立てて、足を作ります。割り箸を折って刺すと調度良い足になります。先祖の霊は胡瓜の馬に乗ってやって来て、茄子の牛に乗って帰って行きます。来る時は一刻も早く来て欲しいので馬、帰る時はゆっくり帰って欲しいので牛に乗るのです。牛馬は精霊棚ではなく玄関先に置く地域もあるようです。

お子さんたちと一緒に精霊棚を飾れば、亡くなった方の供養にもなりますね。年末年始に向けては時季外れではありますが、正月に集まった時に、7月8月のお盆に集まるときは、精霊棚をつくろう、なんていう話をしてみてもいいかもしれませんね。

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