お墓参りの作法と持ち物。必要な掃除用具やお供え物とは

お墓参りはお盆の時期にされる方が多いですが、時期関係なく行なっても大丈夫です。故人と向き合いたい時、何かを報告したい時などご自身にあったお参りの方法をとってください。一般的には、お彼岸やお盆、命日や法要などに行います。また、月参りを通じ、毎月手を合わせる方もいらっしゃいます。思い立った時にお墓参りをする、という気持ちで故人の供養を行うようにしましょう。

お掃除をして、故人の好きだったものをお供え

お墓参りができず、お墓の掃除もできそうにない、という場合は、放置せず、民間の業者に依頼するなども検討しましょう。また、掃除だけではなく、花や供物、線香を供えてあげてください。故人の好きだった食べ物でもかまいません。ただし、お参りを終えたら、カラスなどの餌にならないよう持ち帰るようにしましょう。

最近では、墓の管理をする代行業者も増えてきました。ふるさと納税を通じ依頼できる地域もあります。墓地によっては、お墓参りを行わず、放置状態になっている期間が一定期間を超えた場合、管理者側が撤去する場合もあります。内容を確認し、民間のサービスに頼れるところはお願いしてみるのも一つの手法です。また、個人で管理する必要がない、永代供養墓での供養も一つの選択肢にしましょう。

お墓の掃除の際の持ち物

ご自身で掃除をされる場合は、下記のものを持参されるか、寺院や霊園の管理者から借りれるか確認しましょう。

  • 桶:掃除の際の水を運びます。
  • ひしゃく:墓に水をかけるために使います。
  • ほうき:墓の周りの落ち葉などを綺麗にしましょう。
  • ブラシ:こけや汚れを落とします。
  • はさみ(植木用):墓の周りに伸びている草花を刈り取りましょう。

また、夏などの暑い時期は熱中症対策に水筒や帽子なども持参してください。

暮石の前で手を合わせる。必要に応じ読経の依頼を

お墓の掃除が終わったら、お供え物を飾り、線香をつけ、水を暮石にかけ清めた後、お墓の前で手を合わせましょう。線香は束のまま立てて供えてください。また、水で清める行為は、仏の喉を潤すとも言われています。

お盆の時期などの読経は、僧侶に依頼をすることも可能です。僧侶にお願いする場合は、お布施も用意しましょう。

地域により異なるお盆時期。金沢では「きりこ」を準備

地域によって7月15日の新盆にお墓参りをするところや8月15日の旧盆をメインとするところなど違いがあります。石川県金沢市では、主に旧盆が主流でこの時期多くの人がお墓参りをします。

金沢でこの時期、お参りをする家族が持参するものとしてよく見られるのが「きりこ」。南無阿弥陀仏と書かれた紙で覆われた木の枠でできた箱に板状の屋根が付いているものです。地域の風習にあったお供え物を用意し、お参りするとよろしいかと思います。

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